沖縄知事、陸上部案・埋め立て案とも反対(読売新聞)
沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)移設問題で、仲井真弘多(ひろかず)知事は17日、県庁で衆院安全保障委員会の安住淳委員長らと懇談した。
知事は、政府が有力視している米軍キャンプ・シュワブ(名護市など)陸上部案と勝連半島(うるま市)沖埋め立て案について、反対の意向を表明した。
2案への見解を聞かれた知事は、陸上部案に対し、「(近くに)人が住んでいるし、(山を掘削して)滑走路を造れば(赤土の発生で)海が死ぬ」と批判。モズク養殖が盛んな勝連半島沖の埋め立て案については「漁業者の理解が得られるのか。極めて厳しい案だ」と語った。
また、政府が県内移設に決めた場合の対応を尋ねられ、「県議会は全会派が県内移設に反対し、近く県民大会を開く。私は(シュワブ)沿岸部に移設する現行計画を条件付きで容認してきたが、極めて厳しい状況だ。県民の希望に添う形でまとめてもらいたい」と話した。
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2010-03-19 09:28
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